PHP Online衆知に記事が掲載中① - 投稿 - 幸せ収納デザイン株式会社

PHP Online衆知に記事が掲載中①

お知らせ

PHP Online衆知にて「空間マネジメント」の記事を掲載中

片づけができない妻に悩んでいた男性を救った
代表の杉田明子の「空間マネジメント」についての記事が掲載されました。
ぜひ、御覧ください。
https://shuchi.php.co.jp/article/5930?

全文をこちらでもご紹介致します。

 

片づけられない妻との離婚まで考え…ある男性を救った「空間マネジメント」

<<ゆったりした空間で一日の疲れを癒やす――ビジネスパーソンにとって自宅は休息の場であってほしいもの。しかしそんなやすらぎの場であるはずの自宅がモノの散乱した修羅場だったら……。

「近年は片づけができない妻に悩み、相談に来る男性が増えた」と話すのは、独自のメソッドを生み出し、法人や個人に収納カウンセリングや整理サービスを提供している杉田明子氏。学校の副教材として採用された『中高生のための「かたづけ」の本』(岩波ジュニア新書)の著者でもあります。

杉田さんが相談者に伝えるのは「妻に片づけをさせる方法」ではなく、「男性自らがラクに楽しく片づける方法」。もともと空間認識力が高い男性は片づけ適正を持つ方も多く、杉田さんのレクチャーで人生を大きく変えた例をご紹介します。>>

 

片づけは家事ではなく“空間マネジメント”

「片づけくらい自分でやるのが当たり前」。片づけられない妻に悩み、一時期離婚まで考えていたMさんも、そう思っている一人でした。

プロの存在は知っていたものの、お金をかけて妻がまた散らかしたら元の木阿弥……。そんな心配もあり、プロへの依頼に踏み切れませんでした。

じつは、散らかりきってしまった家の片づけや、引っ越し時の収納整理は、日常的にする掃除や後片づけの家事とは異なります。家の中の物の総量を把握し、人の動きに合わせ、物の適材適所を決めるという、家の「空間マネジメント」が必要です。

この空間マネジメントがうまくできていないと、物が収納場所から溢れ出し、片づけられずに、家だけでなく、住人の生活そのものが乱れてしまいます。家事のしにくい収納は、家事の時間を増やし、探し物や余計な物の購入で日々の生活ストレスが増して、家族の人間関係もギスギスしていきます。

私が提唱している片づけ技術「幸せ収納(R)」は、13年間の航空会社勤務時代に身につけた技術がベースとなっています。当時の私の仕事は、航空機の限られた狭い空間に、国際航空貨物を搭載する指示書を作成し、年間約500便のフライトをコントロールするというものでした。

そこで身につけた技術は、安全管理、時間管理、業務効率化、臨機応変力、そして空間認識力です。これらすべてを一般企業の環境整備、家庭の片づけに応用しています。

空間認識は、女性よりも男性の方が得意といわれています。実際に、私の空間マネジメント技術は男性に伝わりやすく、「片づけで大切なのは、体積を知ることと接地面を整えることです」と言うと、女性はポカンとされますが、男性はすんなり納得します。

ですので、男性には最適に使える家空間の設計図を作ることから始めています。その上で設計図に沿って実際の片づけに移ります。

 

「押し入れ5つ分」の収納容量をどう使うか

ご自宅の「収納率」をご存知ですか? 収納率とは、住宅の床面積に対して、収納面積の比率のことです。マンションで8%以上、戸建てで11%以上あれば安心と言われています。一般的なマンション75㎡で、天井高が2.4mとすると、家一軒の体積は180㎥になります。

これを単純に収納率8%に当てはめて考えると14.4㎥分の収納が確保できます。14.4㎥がどのくらいの容量か想像がつきますか?

押入れ一間+天袋=3㎥ですので、およそ押入れ5つ分です。
110サイズ(約0.0513㎥)の段ボールで考えるとおよそ280個分です。

けっこう入るなぁ!と思いますよね。ところが、これだけ多くの物を管理して無駄なく使っていくという視点で見るとどうでしょう? 280個の段ボールの中身はおよそ4,000個の物が入っています。収納から物がはみ出ているお宅では、4人家族で10,000個以上になります。

さて、あなたの会社に5,000〜10,000個の在庫のコントロールを任せられる人は何人いますか? 職場環境整備研修で入る会社では、10個単位の在庫コントロールもままならないという状況はめずらしくありません。片づけられない妻であれ、誰であれ、多くの物を管理し使っていくのは大変なことです。

それを誰でも管理し使えるように設計していくのが空間マネジメントです。

Mさんのお宅の収納率は13%でした。家を買うときに片づけられない妻のために収納が大きいことをポイントに選んだそうです。収納が広ければ片づくだろうと期待してのことでしたが、収納が広ければ物も増えるということを痛切に感じられたそうです。

それでも、ここでMさんは、標準よりも収納が大きい分、多少物が多くても、標準的もしくは、標準以上の生活を組み立てることが可能だと希望を持ちました。

 

「出す→分ける→選ぶ→しまう(仮収納)」で使いやすい家に

設計図を完成させたあとは、実際に「出す→分ける→選ぶ→しまう(仮収納)」というステップを、ご自身の小さなエリアからはじめてもらいます。小さなエリアとは、財布やカバン、デスクの引き出しひとつからです。

「出す→分ける→選ぶ→しまう(仮収納)」のステップは、まず対象となるエリアの物をすべて見える場所に出します。そして物品ごとに分類。この時のポイントは、感情を入れず、ドラッグストアやスーパーマーケットのように、用途によって分けていくことです。

その中から「生活に必要な物」「自分が好きな物」を選び、分類したものが混ざらないように収納エリアに戻します。ここは「仮収納」と考え、きれいな空箱や紙袋などに入れるだけでかまいません。分類から外れたものは、捨てずにまとめて置いておきます。

まずは1ヶ月ほど、生活の中で置き場所を試行錯誤します。本格的な収納用品を買うのは、それが終わった後がよいでしょう。

ご自身の小さなエリアでステップを身につけた後は、家族共有の場所を片づけましょう。最初は毎日家族が使う「洗面所」がオススメです。洗面所は行動・広さ・収納・置く物が限られているためマネジメントしやすく、家族全員がきれいに快適になったことを実感しやすい場所だからです。

Mさんも時間のある週末に1ヶ所ずつ、設計図通りに片づけを進めました。もちろん修正もありますが、収納用品や収納家具に頼らない片づけをしているので、修正にも戸惑いはありません。

プロでも最初からそのお宅の正解を見つけることは難しいのです。片づけはじめてすぐに正解を出せるわけではなく、トライ&エラーを繰り返し、PDCAを回しながら、物が管理しやすく使いやすい家を完成させていきます。

 

片づけは、人生を思い通りに変える最短・最強メソッド

こうして6ヶ月かけて一戸建ての片づけをやりきりました。奥様が他人を家に入れることに反対されていたので、私がお宅に伺ったのは初回の一回のみ。あとはオンラインの指導だけでした。

家庭も職場も、空間マネジメントをすることで「仕組み」ができあがります。仕組みに任せることで、時間もお金もゆとりを生み出せます。そのゆとりで、やりたいことをやることができます。企業の場合は、利益を最大化するための建設的なことに時間を使うことができるようになります。

人間関係や人の性格など、目に見えないことは解決しづらいですが、物も収納空間も目に見えるものです。目に見えることは手段を知れば解決できます。

まずは、目に見えることから解決しませんか? 片づけは物を捨てるだけでなく、いかにきれいに多くの物をしまえるかというノウハウでもありません。あなたの抱えている問題を解決し、人生を思い通りに変える最短・最強のメソッドです。

この年末の大掃除には、空間マネジメントを意識しながら家を見回してみてください。新たな住まい、幸せの可能性が見えてくるはずです。

  • この記事をシェアする
  • twitter