片付けをするメリットの一番は、空間と時間と気持ちにゆとりができることです。
物が少ないことで、空間は広く使えますし、物を探す時間が圧倒的に減るので、時間の浪費をすることがなくなり、気持ちにゆとりを持たせてくれます。
最近は、生産性を上げることを目標に仕事のスピードを上げる方法などたくさんのノウハウや情報があふれていますが、本当にゆとりがある幸せな働き方や幸せな生活は、スピードをあげることで叶えるのではなくて、やることを減らしてひとつのことに集中できる環境を作ることだと思います。
デスク上の片付けで意志決定の練習をする
会社のデスクが散らかっていることで、狭い空間で窮屈に仕事をしなくてはならないですし、積み上がった書類の中から必要な書類を探し出すのにも時間がかかります。
そのような状況では気持ちは焦るばかりで、ゆとりを持って仕事に取り組むことはできません。
なぜこのようなことが起こってしまうのか?
それは、自分にとって本当に必要な物を選びきれていないからです。
あれも必要かも、これも必要かも、という気持ちが不要なものを溜め込む習慣につながってしまうのですが、自分にとって本当に必要な物が選べていれば、あれもこれもということにはならないはずです。
デスク周りに何を持つか自分で意志決定のできない人が、仕事において正しい選択ができるとは思えません。
まあ、それでも何も困らないし。という人は、それでもいいのかもしれません。
そうではなく、自分で人生をしっかりと選んで、楽しく仕事がしたい、幸せな生活を送りたいと思っている人は、まずはデスク上の片付けで意志決定の練習をしてみましょう。
書類のいる・いらない、文房具のいる・いらない、小さな意志決定を積み重ねていくことで、意志決定の力はどんどん伸びていきます。
片付けをそんな練習の場として活用してみて欲しいのです。
これまでのただ面倒くさいだけの片付けが、自分の意思決定能力の練習の場と思うことで必要/不要の判断のスピードも格段に上がります。
そうやって整理整頓され、物が減ったデスクの空間は広く使えますし、物を探す時間も減って無駄がなくなり、さらに気持ちにゆとりを持って仕事をすることができます。
デスクが片付くと集中力がアップする
そしてもうひとつ大事なメリットがあります。
それはシンプルに片付いた空間は集中力が上がるということです。
デスク周りは特に物が少ないほうが仕事がはかどるという体験を是非してみてください。
物がないと落ち着かないという人の声もたまに聞きます。
そういう人もごく少数いるのは事実で、アインシュタインやスティーブ・ジョブズがそうでした。
突き抜けてしまえば、デスクが片付いていなくても問題ないかもしれませんね。
そうでない場合は、やはり集中力アップのためにも、デスク上の片付けを頑張ってみましょう!