職場環境デザインの262の法則
262の法則とは、組織は優秀な2割と、普通の6割、残念な2割の人で成り立っているという法則です。
職場環境デザインで見てきた多くの組織でも共通で、2割が片づけに積極的な人、6割がやれと言われたから仕方なくやる人、残り2割が片づけなんて絶対やらない人、で構成されていました。
プロが入っていてもやらない人は絶対にやりません。
片づけないの連鎖
毎日、散らかっている場所の中で仕事をしていると、それがいつしか当たり前の景色になり、段々と慣れてしまうのが“環境の怖いところ”です。
片づけをすることは良いことなのに、先輩などの角が立つので、言うことができない。
自分が我慢することで、仕事が回っているなら多少のことは、という考えに陥ってしまいます。
そんなとき、自分ひとりの力でなにができると思いますか?
職場の片づけられない人をなんとかしたい
もし片づけられない人を変えたいと思っている人は、まずは優秀な2割の人たちを見つけてください。
次に、なるべく優秀な2割の人に近寄ってみることです。
毎朝、その人のデスクを通ってから自分の席に着いたり、会社に唯一整理された場所があるなら、そこを眺めてから仕事を始めてみてください。
片づいている人、片づいている場所に目を向けると心が落ち着きます。そして、自分もその2割であることを自覚してください。
大事なのは、自分が心おだやかに働くことです。
反対にあなたが片づけたくても、片づけられない人だった場合でも、優秀な2割の人を見つけてください。
その人たちが、どうやって書類の整理をしているのか?どうやって片づけているのか?を聞いてみてください。
片づけ方を知らないために、片づけられない人も多くいますので、片づけ方を勉強することもおすすめです。
心穏やかに働くために
片づけができている人は、仕事に無駄がありません。
無駄がないから仕事を早く終えて、ゆとりがあるように見えます。
片づかない人に目を向けるのか、片づけられる人や、片づいている場所に目を向けて仕事をするのか?
どちらであっても、心穏やかに働くことができる方を選択してみてください。